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こんばんは、偽谷です。
今回はユーザー車検を受けてきたのでそれに関する事についてお話します。
勘違いしがちなフェンダーからのタイヤのはみ出しについてルールと対策をまとめました。
- 1 はみ出しタイヤとは?
- 2 はみだしたタイヤの測定
- 3 はみ出してもいい例外パターン
- 4 なぜはみ出してもよくなったのか?
- 5 それでもはみ出しすぎて車検に通らなかった場合!【重要】
- 6 対策時の注意!
1 はみ出しタイヤとは?
大前提としてはみ出しタイヤ、通称「ハミタイ」についてお話しします。
よくいうフェンダーとタイヤがぴったり合わさったのを「ツライチ」といいまずがそれをさらに超えてフェンダーや車体よりタイヤやホイールがはみ出すことをいいます。
ツライチというのはこういうの↓
わかりにくい人はツライチで検索すれば沢山画像がでてきます。
それに比べてハミタイはこんなの↓
車体からあきらかにタイヤがはみ出していますね。
オフセットが極端にあっていない場合やスペーサーを過剰につけたらはみだす可能性があります。
2 はみだしたタイヤの測定
車検を受ける場合は回転部につき車検項目対象です。
車体からはみ出すと歩行者へ危険が生じますから結構きびしく見られます。
規定の測定範囲は以下の通り。
タイヤ中心から見て…
・前方30度
・後方50度
・いずれの範囲で車体からはみ出していない事
この範囲内で車体からタイヤやホイール、ナットがはみ出していないか検査します。
ダウジングみたいなものを使って測定します。
3 はみ出してもいい例外パターン
平成29年6月22日より一部タイヤのはみ出し規制が緩和されました。
これだけ聞くと車をカスタムされる方は「よっしゃっ!」と思うでしょうがそこまで過激なはみ出しはできません。
以下、条件
・測定範囲内の「タイヤ」のはみだしが10㎜まで許容
・最大乗車人数9人以下
・3、5、7ナンバーのみ適用
・年式は問わない
つまり、4ナンバーや1ナンバーの商用車、8、9、0ナンバーあたりの特殊車両については従来通り。
4 なぜはみ出してもよくなったのか?
いままでは歩行者保護で頑なに厳しく検査していたのに急にはみ出してもOK!となったのはなぜでしょうか?
これはタイヤについているロゴ部分や輸入車の国内販売するためにかかるコスト削減と言われています。
いろんなタイヤをはいてね!カスタムの幅を増やしたよ!という理由ではないです。
それでも車検に合格しやすくなった事にはかわりませんね!
5 それでもはみ出しすぎて車検に通らなかった場合!【重要】
はみ出した長さによりますがいくつか解決策を紹介しましょう。
・空気圧を高める
空気が少ないとタイヤがつぶれて横に広がってしまいます。
空気を入れることによりそのたわみを無くしてしまおう!という訳です。
これはほんとぎりぎりアウトな人しかできませんのでもっとはみだしている人は次に!
・ フェンダーをひっぱる
フロントフェンダーなら簡単に引っ張り出せるのである程度ならこれでいけます。
1㎝程度は広げられると思います。
どちらにせよ2㎝を超えて幅が変わると構造変更をしなければならないのでこれ以上はそれなりにコストと時間と手間がかかります。
そこらへんで売っているゴムのフェンダーガードやプラスチックのフェンダーガードではダメです。
ネジで固定するものでなければいけません。
ファッション、車体の保護目的の場合は装着していても片側1㎝以内までなら大丈夫ですがタイヤのはみ出し防止目的だとアウトになります。
もし少し不安ならあらかじめ取り付けておいてからユーザー車検に行った方がいいかもですね。
剥がしてまでも測定はされませんから…
6 対策時の注意!
上記で説明した対策ですがこれには注意が必要です。
幅が変わるので以下の事に注意してください。
再試験だと車幅が図られそのときにめんどくさいことがおきますので…
・軽なら幅148㎝以内!これを超えないようにする、超えたら普通車になる
・5ナンバーは幅170㎝以内!超えると3ナンバーに「構造変更」しなくてはいけない
・4ナンバーは幅170㎝以内!超えると1ナンバーに「構造変更」、税金も重量税も高くなる
※軽は年式により幅が変わる
余計な検査が増えたり追加でお金もかかるので特に気を付けてください。
整備を普段していたり安く仕上げたいかたは是非ユーザー車検に挑戦してみては?
慣れていなくても検査官が親切に教えてくさますよ♪(検査は厳しい)
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