Z
【スポンサーリンク】
みなさんが何気なく入れているガソリン。
普通の車なら「レギュラー」
スポーツカーなら「ハイオク」
トラックやバスは「軽油」
これらの使用用途や違いをいまいち知らない人も多いので簡単にまとめました。
- 1 レギュラーの条件
- 2 ハイオクの条件
- 3 そもそもオクタン価とは?
- 4 それをふまえてハイオク車にレギュラーを入れたら?
- 5 じゃあレギュラー車にハイオクを入れたら?
- 6 軽油とは?
- 7 ガソリン車に軽油を入れたら?
- 8 小話
1 レギュラーの条件
一般的なガソリンで一番入れられている燃料ではないでしょうか?
平成初期あたりは100円以下で入れられたのですが今やリッター130円台が平均という…
まずなにをもってレギュラーなのか。
・オクタン価 89以上96以下
・燃料が赤く着色されている
2 ハイオクの条件
高級車やハイパワーな車に用いる燃料です。
こちらも大昔は100円程度で入れられたのですが今は150円台です。
それではハイオクの条件。
・オクタン価 96以上(MAX100)
・燃料が赤く着色されている
3 そもそもオクタン価とは?
簡単に言うとガソリンの発火しにくさを数値MAX「100」と考えた時の数値です。
ハイオクの方がオクタン価が100に近いので発火しにくいです。
じゃあ発火しやすいレギュラーの方がパワーでそうじゃないか!
と思うかもしれませんが、ハイパワーを出すには最大限まで空気を圧縮してから爆発させた方が良いのです。
完全に圧縮する前に爆発しても空気の密度が薄ければ燃焼もあまりしませんよね?
4 それをふまえてハイオク車にレギュラーを入れたら?
オクタン価が低いのでガソリンは早く爆発します。
それに伴いエンジンがノッキングを起こし、エンジンにダメージを与えてしまいます。
ハイパワーな車ではピストン内部の温度が高くなり、燃焼しやすいレギュラーだとプラグで点火するまえに内部の熱で燃焼してしまう恐れがあります。
それの積み重ねが深刻なトラブルを引き起こしますのでハイオク車にはレギュラーを入れないように!
5 じゃあレギュラー車にハイオクを入れたら?
結論から言うと問題なし!
レギュラーより燃えにくいのに?
日本のガソリンではレギュラー車でも問題なく発火できるのでご安心ください♪
そしてその効能。
ハイオクにはエンジン内部の洗浄作用があります。
フューエルワンみたいなものですね。
期待できる効果としては燃費アップ、馬力アップ。
ま、かなり微々たるものなので費用対効果は無いに等しいでしょう…
6 軽油とは?
と、上から順に分けられます。
燃料として入れる軽油には緑色の着色がされており、燃料を間違えないように区別されています。
たいだい灯油と似た成分です。
かと言って灯油を入れないようにw
脱税になりますしエンジンのパワーもでないです。
7 ガソリン車に軽油を入れたら?
よく「軽」自動車がから軽油をいれた、というびっくりなニュースが上がりますがなぜガソリン車に軽油を入れたら壊れるのかを理解しておきましょう。
一言でいうと引火点と発火点の違いです。
軽油の引火点は40度です。
たいしてガソリンは-40度でも引火します。
ガソリンは極寒でも燃えますが軽油は燃えません。
はい、点火方式の違いです。
ガソリン車はスパークプラグの火花でガソリンを引火できますが軽油は40度ないと引火しません。
スパークプラグの火花でも液温が40度ないとダメなのです。
ディーゼル車にはスパークプラグがなく、燃焼室内の空気を圧縮して内部温度を300度くらいにし、そこに軽油を吹き付けます。
軽油は250度で発火します。
あり得ない話ですが地球が250度になれば勝手に軽油は燃える、ということです。
ちなみにガソリンは500度程度です。
金星に持っていけば勝手に燃えます。
つまりまとめると…
・逆に軽油指定車にガソリンをいれると発火点が500度なので燃やせない
と、なります。
8 小話
以上をふまえてちょっとした小話を…
理由は先に話した引火点、発火点に関係します。
仮に自衛隊の車が銃撃を受けたとします。
そして運悪く燃料タンクに…
しかし、爆発はしません。
燃料の温度が40度でなければ引火しないからなんですね~
こういった理由でだいたいはディーゼル車になっています。
まあガソリン車でも燃料がある程度入っていればタンクを打たれても爆発はしません。
火種がない事には燃えるものも燃えまえんからね。
【スポンサーリンク】